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イギリス人の皮肉10選|その英語、本当は逆の意味?British Sarcasmを聞き取ろう

イギリス人と話していると、ときどき不思議なことがあります。

何か失敗した直後なのに、

Oh, brilliant.

天気が最悪なのに、

Lovely weather we’re having.

どう考えてもタイミングが悪いのに、

Couldn’t have picked a better time.

言葉だけを見ると、どれもポジティブです。

ところが実際には、

「最高だね」→ 全然最高じゃない

「いい天気だね」→ ひどい天気だね

という、ほぼ反対の意味で使われることがあります。

今回はBritish English Listening Challengeから、British Sarcasm(イギリス流の皮肉)で使われる10の表現を紹介します。

今回も案内役は、イギリスの羊パーシー🐑🇬🇧。

ただし今回は、英文を聞き取れただけでは正解とは限りません。

言葉の裏にある「本当の意味」まで分かるか、挑戦してみましょう。

答えを見ずに挑戦したい方は、先に動画をご覧ください。

British Sarcasmは「英文」だけでは分からない

今回の10問で大切なのは、単語や文法だけではありません。

例えば、

Well done.

という言葉。

普通に言えば「よくやったね」という褒め言葉です。

でも、誰かが盛大に失敗した直後に、

Well done. 😑

と言われたら?

本当に褒めているとは限りません。

British Sarcasmでは、

言葉そのもの

だけでなく、

声のトーン・イントネーション・表情・その場の状況

まで合わせて意味を理解する必要があります。

今回は、そこにも注目してみてください。

1. Thanks for that.

Thanks for that.
ありがとう。

文字どおりなら、相手に感謝するときの表現です。

でも、相手の行動によって余計に面倒なことになったときなどに、

Thanks for that.

と言えば、

「どうもありがとうね……」

という皮肉になることがあります。

日本語でも、迷惑をかけられたあとに「はいはい、どうもありがとう」と言うことがありますよね。

英語でも、状況とトーンによって似たことが起こります。

2. Well done.

Well done.
よくやったね。

本来は相手を褒める表現です。

しかし、誰かが明らかなミスをした直後に言えば、

「いやあ、よくやったね😑」

という皮肉にもなります。

つまり、Well done. = 必ず褒めているとは限りません。

何が起きた直後なのかを見る必要があります。

3. Oh, brilliant.

Oh, brilliant.
ああ、最高。

brilliant はイギリス英語でもよく使われるポジティブな言葉です。

本当に「すばらしい」「最高」という意味で使われることも、もちろんあります。

でも、例えば電車がキャンセルされたと分かった瞬間に、

Oh, brilliant.

と言ったら、

「ああ、最高……最悪だ」

という意味かもしれません。

今回のような表現では、単語そのものよりも状況と声のトーンが重要です。

4. Well, that’s helpful.

Well, that’s helpful.
それは助かるね。

これも文字だけなら、とてもポジティブです。

ところが、まったく役に立たない情報を渡されたときに、

Well, that’s helpful.

と言えば、

「いやあ、役に立つね……全然役に立たないけど」

という意味になることがあります。

特に Well, … の言い方や、その後の間にも注目してみるとおもしろい表現です。

5. Absolutely fantastic.

Absolutely fantastic.
本当に最高。

fantastic に absolutely までついているので、文字だけを見るとかなり強い褒め言葉です。

でも、だからこそ皮肉にも使えます。

何か悪いことが続いたあとに、

Absolutely fantastic.

と言えば、

「もう最高だね……」

という、完全に逆の意味になることがあります。

ポジティブな言葉が強ければ強いほど、状況とのギャップが皮肉になることもあります。

6. Well, that went well.

Well, that went well.
うまくいったね。

例えば、会議が大失敗。

全員気まずい空気になって終了。

そのあとで、

Well, that went well.

……本当に「うまくいった」と言っているのでしょうか。

この場合は、

「いやあ、うまくいったね😑」

つまり、

「全然うまくいかなかった」

という皮肉として使えます。

7. That’s just what I needed.

That’s just what I needed.
ちょうど必要だったものだよ。

普通に使えば、

「まさにこれが必要だった!」

というポジティブな表現です。

でも、すでに忙しいところへさらに仕事が増えたときに、

That’s just what I needed.

と言えば、

「はいはい、まさに今これが必要だったよ……」

という皮肉になります。

実際の本音は、

「これ以上いらない」

かもしれません。

8. Lovely weather we’re having.

Lovely weather we’re having.
いい天気ですね。

晴れた日に言えば、そのままの意味です。

でも、外は大雨。

風も強い。

傘まで壊れそう。

そこで、

Lovely weather we’re having.

と言ったら、

「いやあ、いい天気ですね😑☔️」

という皮肉になります。

これは状況とのギャップが非常に分かりやすい例です。

9. That’s gone well, hasn’t it?

That’s gone well, hasn’t it?
うまくいったよね?

これも、実際に成功したあとならそのままの意味で使えます。

しかし、明らかに何かが失敗している状況で、

That’s gone well, hasn’t it?

と言えば、

「いやあ、見事にうまくいったね?」

という皮肉になります。

最後の hasn’t it? まで含めたイントネーションにも注目してみてください。

10. Couldn’t have picked a better time.

Couldn’t have picked a better time.
これ以上ないくらいいいタイミングだったね。

文字どおりなら、

「最高のタイミングだった」

という意味です。

でも、最悪のタイミングで誰かが現れたり、何かが起こったりしたときにも使えます。

例えば、ものすごく忙しい瞬間に新しい問題が発生。

そこで、

Couldn’t have picked a better time.

と言えば、

「いやあ、最高のタイミングだね😑」

つまり、

「なんでよりによって今なんだ」

という本音が隠れているかもしれません。

同じ英文でも「本音」は正反対になる

今回の表現で特におもしろいのは、

英文そのものは間違っていない

というところです。

Brilliant.

は、本当に「最高」という意味で使われます。

Lovely weather.

も、本当に天気がいい日に使えます。

Well done.

も、本当に相手を褒めるときに使います。

つまり、

brilliant = 皮肉

Well done = 皮肉

と暗記するのではありません。

大切なのは、

言葉 × 声のトーン × 表情 × 状況

です。

英語が聞き取れても、話し手の意図まで理解できるとは限りません。

ここから先は、単語や文法だけではなく、コミュニケーションそのものを聞き取る力が必要になってきます。

British Sarcasmは「デッドパン」になるとさらに難しい

皮肉というと、大げさな声で、

“Oh, BRILLIANT!”

と言う姿を想像するかもしれません。

もちろん、そういう分かりやすい皮肉もあります。

でも、難しいのはむしろ、表情や声の変化がそれほど大きくない場合です。

淡々と、

Brilliant.

Well done.

That went well.

と言われると、英語学習者には文字どおりの意味なのか皮肉なのか判断しにくくなります。

だからこそ、単語だけを拾うのではなく、何が起きたのか、なぜその言葉を今言ったのかまで考えることが重要です。

パーシーとBritish Sarcasm Listening Challengeに挑戦

今回の動画では、イギリスの羊パーシー🐑🇬🇧と一緒に、British Sarcasm全10問に挑戦します。

今回は、

① 英文を聞き取る

↓

② 文字どおりの意味を理解する

↓

③ 声のトーンや状況を見る

↓

④ 本当の意味を考える

というところまで挑戦してみてください。

今回のゴールは、単に10個の英文を暗記することではありません。

同じ言葉でも、言い方や状況によって意味が変わることに気づくことです。

10問中、英文はいくつ聞き取れたでしょうか。

そしてー

パーシーの本音まで、いくつ見抜けたでしょうか?🐑😑🇬🇧

「英語を聞き取る」から、「英語で何を伝えようとしているのかを読み取る」へ。

British Englishのもう一歩奥にあるコミュニケーションにも、耳を慣らしていきましょう。

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