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ウェスト・カントリー訛り、聞き取れる?|British English Listening Challenge

「イギリス英語」と聞くと、どんな英語を思い浮かべますか?

実は、イギリスには地域によってさまざまなアクセントがあります。

今回のBritish English Listening Challengeでは、イングランド南西部を中心に聞かれるWest Country Accent(ウェスト・カントリー訛り)に挑戦します。

登場するのは、

You’ve got nice eyes.

Where are you going?

It’s right over there.

Are you coming over later?

など、文字で見ればそれほど難しくない日常英語です。

ところが、West Country Accentで聞いてみると、普段聞き慣れているイギリス英語とはかなり違って聞こえることがあります。

今回は英文の難しさではなく、アクセントが変わったときにも、知っている英語を聞き取れるかに注目してみましょう。

West Countryとは?

West Countryは、イングランド南西部を中心とする地域を指す呼び方です。

どこまでをWest Countryに含めるかにはいくつかの考え方がありますが、イングランド南西部の田園地帯や海辺の町など、「古き良きイギリスの田舎」を感じさせる地域として知られています。

観光地として人気のコッツウォルズも南西イングランドに広がっており、その一部はWest Countryと関連づけて語られることがあります。

都会的なロンドンとはまた違う、のどかな田園風景や農村のイメージが強い地域です。

映画で聞いたことがあるかも?

West Country Accentにあまりなじみがなくても、映画の中で似た特徴を持つ話し方を聞いたことがあるかもしれません。

例えば、『ハリー・ポッター』シリーズのハグリッドや、『ロード・オブ・ザ・リング』のサムワイズ・ギャムジーの話し方は、West Countryを思わせるアクセントとして知られています。

そのため、West Country Accentを聞いたときに、

「なんとなくイギリスの田舎っぽく聞こえる」

「映画で聞いたことがあるような気がする」

と感じる方もいるかもしれません。

アクセントと地域のイメージが結びついているのも、イギリス英語のおもしろいところです。

West Country Accentは何が違って聞こえる?

West Country Accentにはさまざまな特徴があり、地域や話者によっても発音は異なります。

その中でも、聞いたときに気づきやすい特徴のひとつがRの音です。

現代の標準的な南部イギリス英語では、単語の最後や子音の前にあるRは発音されないことが多くあります。

一方、West Countryの伝統的なアクセントでは、このような位置のRも発音されるrhotic(Rを発音する)特徴が見られます。

そのため、

Where are you going?

It’s right over there.

Are you coming over later?

などでは、Rの響きに注目して聞いてみると、普段聞いているイギリス英語との違いを感じやすいかもしれません。

また、母音の響きやイントネーションなどにも違いがあります。

ただし、West Countryの人が全員まったく同じ話し方をするわけではありません。

今回のChallengeでは、細かな特徴をすべて覚えるよりも、「同じ英文でもアクセントによってこんなに違って聞こえる」ということを体験してみてください。

知っている英文でも、アクセントが変わると難しくなる

今回登場する英文は、文法的にはそれほど難しくありません。

例えば、

You’ve got nice eyes.

という英文を見れば、意味を理解できる方は多いと思います。

それでも、聞き慣れていないアクセントで話されると、突然難しく感じることがあります。

これは、英語を聞くときに、私たちが自分の知っている「音のパターン」を使って英文を認識しているからです。

いつも聞いている発音と少し違うだけで、知っている単語でも認識するまでに時間がかかることがあります。

だからこそ、リスニングでは一種類の英語だけではなく、少しずついろいろな話者やアクセントに触れていくことも大切です。

まずはアクセントを分析せずに聞いてみよう

今回の動画は全10問です。

練習の流れは、

① まず音声を聞く

↓

② もう一度聞く

↓

③ 答えの英文を確認する

↓

④ 英文を見ながら、もう一度音声を聞く

です。

最初から「このRはどう発音されている?」「この母音は何?」と分析する必要はありません。

まずは文字を見ずに、何を言っているのか理解できるか挑戦してみてください。

聞き取れなかった場合は、答えの英文を確認します。

そして英文を見ながら、もう一度同じ音声を聞いてみましょう。

答えを見たあとの「もう一度」が大切

例えば、最初は何を言っているのか分からなかったのに、

It’s right over there.

と答えを見た瞬間、

「全部知っている単語だった」

と気づくことがあります。

ここで終わらず、英文を見ながらもう一度West Country Accentを聞いてみます。

音を聞く → 英文を確認する → アクセントの特徴を意識してもう一度聞く

という流れで聞くと、最初は聞き取れなかった音と、自分が知っている英文が少しずつ結びついていきます。

イギリス英語はひとつではない

英語教材では、比較的標準的で聞き取りやすい発音が使われることが多くあります。

もちろん、まずはそのような英語を聞き取れるようになることも大切です。

しかし実際にイギリスへ行けば、さまざまな地域やバックグラウンドを持つ人の英語を聞くことになります。

ロンドンで聞く英語と、イングランド南西部で聞く英語が同じとは限りません。

だからといって、すべてのアクセントの特徴を暗記する必要もありません。

大切なのは、

「自分が知っている発音だけが英語ではない」

と知って、いろいろな英語の音に触れておくことです。

聞き慣れないアクセントに出会ったときにも、少しずつ対応しやすくなっていきます。

West Country Accentに挑戦してみよう

今回のBritish English Listening Challengeは全10問です。

難しい単語や文法を知っているかではなく、聞き慣れないアクセントでも、知っている日常英語を認識できるかに注目してみてください。

I made this video! It would be lovely if Graham can do this sometimes! I love his accent.

1回目は、文字を見ずに音だけで。

答えを確認したら、Rや母音の響きにも注目しながらもう一度。

そして最後に、もう一度文字を見ずに聞いてみてください。

「イギリス英語」をひとつの音として覚えるのではなく、いろいろなイギリス英語を聞き取れる耳を育てていきましょう。

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