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TOEICを受けるなら『でる1000問』は一度やってほしい|初心者にもおすすめする理由
TOEIC Part 5の定番教材としてよく知られている『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』。
通称「でる1000」と呼ばれている問題集です。
名前の通り問題数がとても多いため、
「1000問もあって難しそう」
「初心者でも使える?」
「TOEIC500点くらいないと厳しい?」
と感じる方もいるかもしれません。
ただ、でる1000が使えるかどうかは、TOEICのスコアだけで判断する必要はないと思います。
ポイントになるのは、中学・高校レベルの英文法の土台がどのくらいあるかです。
この記事では、でる1000の特徴や難易度、どんな方に向いているのか、そしておすすめの使い方について紹介します。
『でる1000問』はどんな教材?
『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』は、TOEIC Part 5の文法問題をたくさん練習できる問題集です。
大きな特徴は、やはり問題数の多さです。
さまざまな問題に取り組むことで、
「TOEICでは、文法がどのような形で問われるのか」
に慣れていくことができます。
また、この教材のいいところの一つが、解説がしっかりしていることです。
ただ正解を確認するだけではなく、
「なぜこの答えになるのか」
「この問題を解くには、どんな文法知識が必要なのか」
まで確認できます。
そのため、問題を解いて答え合わせをして終わりにするのではなく、間違えた問題や迷った問題の解説まで読むことで、文法の復習にも使えます。
『でる1000問』は初心者には難しい?
でる1000について調べると、
「初心者には難しい」
「TOEIC500点以上の人におすすめ」
といった目安を見かけることがあります。
もちろん、TOEICスコアも一つの参考にはなります。
ただ、私はスコアだけではなく、英文法の基礎がどのくらい身についているかを見るほうが大切だと思います。
でる1000は、英文法をゼロから順番に教えてくれる教材ではありません。
例えば、
現在形を学ぶ。
↓
過去形を学ぶ。
↓
助動詞を学ぶ。
というように、英文法を一つずつ積み上げていくタイプの教材ではありません。
すでに基本的な文法知識があることを前提に、さまざまなPart 5の問題を解いていきます。
そのため、文法の基礎がほとんどない状態で取り組むと、かなり難しく感じる可能性があります。
TOEICを受けるなら、Part 5から逃げないほうがいい
そして、TOEICを受けるのであれば、Part 5が苦手だからといって、文法問題を避け続けるのはあまりおすすめしません。
Part 5で必要になる基本的な語彙や文法は、Part 5だけで使うものではないからです。
リスニングでもリーディングでも、英文を理解するためには基本的な文法や語彙が必要になります。
Part 5の短い英文を読んでも、
「文の構造がよく分からない」
「どの品詞が必要なのか分からない」
「解説を読んでも文法がよく分からない」
という状態であれば、より長い英文を読んだり、音声だけで英文を理解したりするときにも苦労しやすくなります。
だから私は、TOEICを受けるのであれば、Part 5は避けるのではなく、一度しっかり取り組んでほしいと思っています。
でる1000を解いてみて難しかったとしても、それで問題ありません。
大切なのは、そこで問題集を閉じて終わりにするのではなく、
「なぜ解けなかったのか」
を確認することです。
文法が分からないなら、文法書に戻る。
単語が分からないなら、単語を覚える。
そして、もう一度でる1000に戻ってくる。
「難しいから避ける」のではなく、「難しい理由を見つけるために解いてみる」。
これも、私がTOEICを受ける方に、でる1000を一度やってほしいと思う理由です。
「難しい教材」というより、文法の土台を確認できる教材
私は、でる1000を単純に、
「初心者には難しい教材」
と考えるより、
「文法の基礎土台がないと、TOEICの文法問題は解けないということを実感させてくれる教材」
と考えるほうがいいと思います。
実際に問題を解いてみて、ほとんど分からなかったとしても、
「自分は英語ができない」
と考える必要はありません。
むしろ、
「今は問題演習を増やすより、文法の土台を作る段階なんだな」
と判断する材料になります。
逆に、ある程度スムーズに解けるのであれば、問題演習を続けながらPart 5の形式に慣れていくことができます。
自分の現在の文法力を確認するという意味でも、使える教材です。
「難しい教材」というより、文法の土台を確認できる教材
私は、でる1000を単純に、
「初心者には難しい教材」
と考えるより、
「文法の基礎土台がないと、TOEICの文法問題は解けないということを実感させてくれる教材」
と考えるほうがいいと思います。
実際に問題を解いてみて、ほとんど分からなかったとしても、
「自分は英語ができない」
と考える必要はありません。
むしろ、
「今は問題演習を増やすより、文法の土台を作る段階なんだな」
と判断する材料になります。
逆に、ある程度スムーズに解けるのであれば、問題演習を続けながらPart 5の形式に慣れていくことができます。
自分の現在の文法力を確認するという意味でも、使える教材です。
文法の「抜け漏れチェック」にも使える
すでに中学・高校レベルの英文法を一度勉強したことがある方には、文法の抜け漏れを見つける教材として使うのもおすすめです。
一通り文法を勉強したことがあっても、実際に問題を解いてみると、
「前置詞と接続詞の違いが曖昧だった」
「品詞問題をよく間違える」
「特定の文法になると毎回迷う」
といった弱点が見つかることがあります。
でる1000は問題数が多いため、何度も問題を解いていくうちに、自分がどこで間違えやすいのかが見えやすくなります。
分からないところが見つかったら、その文法項目だけ文法書に戻って確認します。
例えば、文法知識を整理する教材として『キク英文法』などを使い、そのあとにでる1000で問題を解くという方法もあります。
役割を分けると、
文法書で知識を整理する
↓
でる1000で、その知識をTOEICの問題で使えるか確認する
という流れになります。
文法を「知っている」ことと、実際の問題でその知識を使えることは少し違います。
問題演習をすることで、その間を埋めていくことができます。
文法だけでなくTOEICの単語も覚えられる
でる1000は文法問題集ですが、問題文には当然さまざまな英単語や表現が出てきます。
しかもTOEICの問題なので、TOEICで使われる語彙や表現に触れながら文法を練習できるというメリットがあります。
知らない単語が出てきたら、答え合わせだけして終わらず、その単語の意味も一緒に確認してみましょう。
単語帳で、
「英単語 → 日本語訳」
だけを覚えるのとは違い、
「この単語は、こういう文章の中で使われるんだ」
と文脈の中で確認できます。
文法問題を解きながら語彙にも触れられるので、文法と単語を一緒に勉強できるのも、この教材のいいところです。
1000問すべて解かないとダメ?
「でる1000」という名前を見ると、
「1000問全部やらないといけないの?」
と思うかもしれません。
必ずしも、最初から最後まで一気に解く必要はありません。
すでに文法の基礎がある方なら、かなりテンポよく進められると思います。
早い方なら1〜2週間程度で一気に進めることもできますし、毎日少しずつ取り組んで、1〜2か月程度で一通り進める方法もあります。
文法の基礎がある方なら、
どんどん問題を解く
↓
間違えた問題・迷った問題に印をつける
↓
解説を読む
↓
弱い文法だけ復習する
という使い方が効率的です。
一方、これからTOEICの勉強を始める方は、短期間で1000問を終わらせることを目標にする必要はありません。
最初は、
「Part 5ではこんな問題が出るんだ」
「この問題はこう考えるんだ」
「この問題を解くには、この文法知識が必要なんだ」
と確認しながら、解説をじっくり読んで進めてもいいと思います。
1000問を終わらせること自体を目的にしないことが大切です。
文法の基礎がある人におすすめの使い方
中学・高校レベルの文法がある程度身についている方は、まず問題をどんどん解いてみましょう。
そのとき、正解・不正解だけを見るのではなく、
間違えた問題
正解したけれど迷った問題
をチェックしておくのがおすすめです。
そして、解説を読んで、自分の弱い文法項目を見つけます。
知らない単語や表現があれば、それも一緒に確認しておきましょう。
問題数をこなしてPart 5の形式に慣れてくると、正確に解くことだけではなく、解答スピードを上げる練習にもなります。
TOEIC初心者・文法に自信がない人の使い方
TOEIC初心者や、まだ文法にあまり自信がない方は、問題数をこなすことを目標にしなくても大丈夫です。
少しずつ問題を解いて、解説をしっかり読んでみましょう。
そのうえで、
「そもそも解説に書いてある文法がよく分からない」
という状態であれば、一度でる1000から離れても構いません。
基礎的な文法教材に戻って、その文法を勉強します。
そして、理解できるようになったら、もう一度でる1000の問題に戻ってみます。
でる1000 → 分からない文法を発見 → 文法書で復習 → でる1000に戻る
という使い方でも十分です。
問題集を進めることよりも、自分に足りない知識を見つけて埋めていくことを優先しましょう。
『でる1000問』はこんな人におすすめ
『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』は、特に次のような方に使いやすい教材です。
TOEIC Part 5をたくさん練習したい方
中学・高校レベルの英文法を一度勉強したことがある方
自分の文法の抜け漏れを見つけたい方
Part 5の正答率や解答スピードを上げたい方
問題を解きながらTOEICの語彙も覚えたい方
一方、
「英文法をほとんど勉強したことがない」
という方が、この一冊だけで英文法をゼロから学ぼうとすると、かなり大変だと思います。
その場合は、まず基礎的な文法教材で土台を作り、そのあとででる1000に戻ってくる方法がおすすめです。
TOEIC500点という数字だけで判断しなくてOK
でる1000は1000問以上収録されているため、一見するとかなり大変そうに見える教材です。
ただ、
「1000問全部解かなければいけない」
と考える必要はありません。
文法の基礎がある方は、どんどん問題を解きながら、自分の弱点を探す。
TOEICを始めたばかりの方は、解説を読みながら、
「Part 5では、こういう文法知識が必要なんだ」
と少しずつ問題形式に慣れていく。
さらに、問題文に出てくる知らない単語も一緒に確認すれば、文法だけではなく語彙の勉強にもなります。
大切なのは、TOEICのスコアだけを見て、
「まだ500点だから、この教材は早い」
と決めてしまわないことです。
まずは実際に少し問題を解いてみる。
そして、
「自分には、どの文法知識が足りていないのか」
を確認してみる。
でる1000は、Part 5の問題演習だけでなく、自分の文法の土台や弱点を確認するためにも使える教材だと思います。
